さようなら、想い出のPC
2005年4月14日 in my mind家庭向けに販売したパソコンとディスプレイの回収と
リサイクルをメーカーに義務付ける法律。
2003年10月1日に施行された。
というのはご存知の方も多いでしょう。
今回この法律に則り、アタシの想い出のPCは処分されることになりました。
燃えないゴミや危険物として「じゃぁね、バイバイ」と処分できたら
どんなにか楽だったろうか・・・精神的にも。
でも、このコの部品がちゃんとリサイクルされ、また誰かの役に立てるなら
それに越したことはないのかもしれません。
アタシが「想い出の」とまで言うには購入時からのなれそめを
語るほかなりません。
人が聞けばなぁ〜んだ、というようなことです。
これはアタシの日記なので好きに書いちゃいますw
’98年ワーキングホリデーを決意したアタシは、情報収集のためにも
インターネットを始める決意をしました。
そしてこのPCもAUSに持っていく計画でした。
購入したPCはSHARPのMN-390-X26という機種でした。
mebiusと呼ばれていたものです。今見ると、重くて分厚い・・・≡∀≡;
AUSでもつなげるようアクセスポイントが世界中にあるプロバイダを
選びました。そして’99年、このコと一緒にアタシはAUSへ
旅立ちました。
あまりの重さに飛行機に乗るときは重量オーバーの原因にもなり
ちょっとアタシをハラハラさせました。
住みやすいとはいえ、初めての国、初めて親元を離れて暮らし
淋しさからか、持参したCDをPCで聴く生活でした。
あっという間に読み取りづらくなりました。
おまけに机の高さから落下させ、FD部分は壊れてしまいました。
苦い想い出です。≡∀≡;
住まいを変えて、自由にインターネットをつなぐことができるように
なりました。
時には写真をつけたりして、家族にメールすることも。
プロバイダのサービスでメルアドが(確か)7つくらい持つことが
できたので、ひとりの契約で一方はAUSからアクセス。
また一方(妹)では日本からのアクセスするという当時のアタシからしたら
画期的だなぁ〜と思ったものです。
その後もAUS滞在中は家計簿をつけたり、ゲームをしたりと
在宅時にはかかせない存在でもありました。
今のアタシならもっともっと使いこなしていたでしょうけど。≡∀≡;
言わばアタシの秘書ならぬ、書記のような存在。
そうして一年を過ごし帰国して10ヵ月後、再びアタシはAUSへ。
もちろんこのPCを連れて行きました。
とにかくAUSへ行くにあたり、このコはいつもアタシに連れられていたと
いうわけです。たったの2往復でも・・・w
もう電源も入らなくなったディスプレイを開け、真っ黒な画面を
見ていたらアタシのAUSでの生活が溢れんばかりに湧き上がってきました。
つまるところ、このPCはAUSの想い出がつまったパソコンと
言えるのでしょう。だからアタシはこんなにもおセンチになっているのかも
しれません。
メーカーの受付に電話をし、機種その他詳細を伝えると振込用紙が
到着しました。
ノートPCなので3,150円でした。
お金を振り込むと今度は着払いのリサイクル回収用の送り状が到着しました。
それからしばらく名残惜しいかのように箱に入れたまま、
リビングの片隅に置いておいた想い出のPCですが、
昨日ついに郵便局から発送しました。
このコの部品がリサイクルされ、出来上がったPCには
もしかしたらプログラムされていないはずのAUSの景色が
壁紙になって現れるかもしれません・・・・・・。
ちなみにHDだけ手元にあります・・・・(笑)
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