働く父の姿

2005年10月23日 日常
久しぶりに働く父の姿を見かけました。
けろ父はバスの運転士です。35年くらいかの勤務経験があり、何度も表彰を受けるほど
真面目に真面目に働いている、そんな父はけろの自慢でもあります。
 
 

歩道の狭い道で突然大きなクラクションを鳴らされ、驚いて顔をあげると
父がにやりと笑っているのが一瞬見えました (´∀`;)
バスが過ぎ去った後も、きっとミラーで見ているだろうと
けろは走り去るバスの後部に向かって手を振ったのでした・・・。
 

子供の頃はたまにバスに乗務する父についていったこともありました。
運転席のすぐ後ろの席にチョコンと座り、お客さんのふりをして
父の働く姿を身近に見学したりしたものでした。とても懐かしい思い出です。
何か一緒に遊んでくれるというよりも、自分のテリトリーに娘を
入れてくれるという接し方が多かったような気がします。
そんな接し方でも子供の頃から父が好きです。父に対しては思春期も
何も関係ありませんでした。けろはいわゆるファザコンかもしれません(笑

まだいつかはハッキリ聞いていませんが、定年も目前に迫っていると思います。
時間の定まらないシフト制の仕事。しかも明け方や深夜、盆正月関係なく
働きに出る父の姿は、影ながらずっと見守ってきたつもりです。
時には身体を壊し、一時的にバスを降りなければならなくなった時も
ありました。
背が高く、大きなバスを運転しているのがとても似合う父なので
けろもとても悲しかったです。

きっと定年しても嘱託で何かのお仕事にたずさわっていくとは思うけど、
現役最後の乗務には必ずや父のバスに乗って、そして終点についたら
「ありがとう」を心から言いたいです。
お客さんの代表として、娘として・・・・。

・・・・そんなことを父に内緒で企んでます。
半分ワクワクしながらも今からすでに泣きそうです(笑
 
 
 

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