少し前に読んだんだけど、書くのを忘れていただけ。
お気に入りの浅田氏の作品です。
そういや、これも映画になっていたね。浅田氏の作品はよく映画化されますねぇ。

確か、西田敏行と・・・えーっと ・・・・

面白かったです。 シンプルな感想で言うと。

興味のない人にまで勧めるほどではないけれど(そりゃそうか笑)とても読みやすい文章なので、読書は苦手だと人でも案外 さっくりと読めてしまうのではないかなぁと思います。

突然死してしまったのは椿山課長。子供が見てもわかる根っからのデパート店員。勝負をかけたセール初日の晩に死んじゃった。

椿山がたどり着いたところは、天国と地獄のはざまのような世界。最初は本人も気づいてなかったけれど。
現世より50年遅れぐらいの「役所」らしき存在がそこにあって、事務的に成仏手続きをしてくれる。生前犯した罪も「講習」を受けて機械的に「ごめんなさい」を意味するボタンを押すことで、天国に行けるというシステムらしい。

でも、納得のいかない人は 意義を申し立てて、正当な理由であれば黄泉がえることが出来る。そう。7日間だけ。
しかも、そのままの姿で現れると大問題なので、正反対の人(入れ物)が与えられるそうな。

・・・思い出した。伊東美咲だ。
椿山役の西田敏行は、現世に戻り「つばき」と名乗る女性になった。それが伊東美咲。

つまり、死んでしまった椿山だが 7日間だけ現世に戻り、納得して返ってくるという話。
・・・だけじゃつまんない?笑
ダイジョウブ、他にも納得がいかなかった人たちがいたのです。

ヤクザの男。子分を残し、殺された。・・・人違いで!笑
死ぬに死に切れないよね。
それから小学生の男の子。車にひかれて死んじゃった。
この子にも7日間が許可された。

7日間の約束は三つ。
正体を明かさないこと・恨みを晴らすようなことはしないこと・戻る期限の時間厳守。



ひとりひとり色んな人生。
物語では3人の周囲の人々が、部分部分で重なるところもあったり。
個人的には椿山の父が好き。すごい人だ。
 

人生一度きりだもんね。楽しまないとー・・・
 
 

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